第20回 自動車技術に関するCAEフォーラム 2026
第20回 自動車技術に関するCAEフォーラム 2026
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2026-02-16 10:00-11:30
  • 10:00-10:05
  • OP1
  • オープニングリマークス

    開催のご挨拶

    「自動車技術に関するCAEフォーラム」プログラム委員長
    東京大学大学院 新領域創成科学研究科/
    モビリティ・イノベーション連携研究機構 (UTmobI)
    教授
    山崎 由大

    OP1 10:00-10:05

    オープニングリマークス

    開催のご挨拶

    講師写真
    • 「自動車技術に関するCAEフォーラム」プログラム委員長
    • 東京大学大学院 新領域創成科学研究科/
      モビリティ・イノベーション連携研究機構 (UTmobI)
    • 教授
    • 山崎 由大

    • 10:05-10:45
    • K1
    • 基調講演

      モビリティエコシステムが拓く次世代サステナブル社会

      日産自動車株式会社
      総合研究所 EVシステム研究所
      所長
      寺地 淳

      K1 10:05-10:45

      基調講演

      モビリティエコシステムが拓く次世代サステナブル社会

      講師写真
      • 日産自動車株式会社
      • 総合研究所 EVシステム研究所
      • 所長
      • 寺地 淳 氏
      講師プロフィール

      2023年4月より日産自動車株式会社 EVシステム研究所の所長として、次世代EVパワートレインシステムの研究開発を中心に、Vehicle-to-Grid(VGI)やサーキュラーエコノミーを含むモビリティ・エネルギー領域の研究を統括し、同社における電動化およびサステナビリティ戦略の推進に取り組んでいる。
      名古屋大学にて工学博士号を取得。これまでの研究活動により、日本自動車技術会浅原賞(技術奨励賞)、日本機械学会奨励賞、ならびに各学会での論文賞など、複数の学術賞を受賞している。

      セッション概要

      本講演では、脱炭素社会の実現に向けて不可欠となるモビリティエコシステムの全体像を示し、その中心を成す BEV(Battery Electric Vehicle)、VGI(Vehicle-to-Grid)、そして CE(Circular Economy:循環経済) の三つの領域について解説する。とくに、BEVを単体のモビリティデバイスとして捉えるのではなく、エネルギー・データ・資源循環を結ぶ「社会的インフラ」の一部として再定義し、次世代のサステナブル社会における役割を俯瞰する。

      • 10:50-11:30
      • S1
      • 特別講演(概念・構想・機能設計CAE)

        要因系統図×システムモデルで実現する川流れMBD

        株式会社IDAJ
        MBDソリューション開発部
        課長
        高橋 壱尚

        S1 10:50-11:30

        特別講演(概念・構想・機能設計CAE)

        要因系統図×システムモデルで実現する川流れMBD

        講師写真
        • 株式会社IDAJ
        • MBDソリューション開発部
        • 課長
        • 高橋 壱尚 氏
        講師プロフィール

        2016年に株式会社IDAJに入社。3次元CFDツールであるオートノマスメッシング熱流体解析プログラムCONVERGEを用いたコンサルティング業務に従事。現在はツール・フィジックスを横断して解析ソリューションを構築するソリューションアーキテクトの業務に従事するとともに、設計開発プロセス改善のコンサルティング業務に従事。

        セッション概要

        自動車の電動化・ソフトウェア化が進む日本では、要求段階から設計情報を確実に下流へつなぐモデルベース開発(MBD)が重要性を増している。本講演では、要因系統図を起点にシステムモデルを構築し、ブランチごとの寄与度解析により主要因を抽出するMBD手法を紹介する。さらに、抽出した各因子の成立範囲を求めることで、川上の要求分析から川中のシステム設計、川下のユニット設計まで一貫して要求の目途付けを可能にする。従来の経験依存から脱却し、高効率・高品質な開発プロセスへの転換を支援するアプローチを紹介する。

        2026-02-16 12:20-12:45
        • 12:20-12:45
        • L1
        • ランチ講演 (概念・構想・機能設計CAE) (構造・設計CAE)

          X線CTと1Dモデルが拓く 「車両丸ごとデジタルツイン」戦略

          AZAPA株式会社
          モデルベースカンパニー
          モデルベーススペシャリスト
          市原 純一

          L1 12:20-12:45

          ランチ講演 (概念・構想・機能設計CAE) (構造・設計CAE)

          X線CTと1Dモデルが拓く 「車両丸ごとデジタルツイン」戦略

          講師写真
          • AZAPA株式会社
          • モデルベースカンパニー
          • モデルベーススペシャリスト
          • 市原 純一 氏
          講師プロフィール

          自動車技術会「モデル流通検討委員会」幹事を務め、長年にわたり制御開発・モデル開発の第一線で活躍。自動車分野におけるモデルベース開発(MBD)の実用化推進に携わり、産学連携プロジェクトや業界横断的な標準化活動にも深く関与している。

          セッション概要

          自動車開発に革新をもたらすX線CT活用プロセスを提案する。車両一台を丸ごとX線CTスキャンし、生成したCADデータからリダクションした1Dモデルを構築する。この「実物ベースのデジタルツイン」を活用することで、設計のフロントローディングを強化し、実機との乖離が少ない高度なCAE解析と、製造へのフィードバックを実現する。本発表では、このプロセスを実現するCPE技術組合とAZAPAの活動を紹介し、未来のものづくりに向けたロードマップを考察する。

          • 12:20-12:45
          • L2
          • ランチ講演(CAEの利活用環境(クラウド/計算環境))

            既存資産を活かす「R&Dモダナイゼーション」:Compute・Data・AIの統合が拓く、2026年の自動車開発変革

            Rescale Japan株式会社
            テクニカル
            ダイレクター
            佐藤 仁

            L2 12:20-12:45

            ランチ講演(CAEの利活用環境(クラウド/計算環境))

            既存資産を活かす「R&Dモダナイゼーション」:Compute・Data・AIの統合が拓く、2026年の自動車開発変革

            講師写真
            • Rescale Japan株式会社
            • テクニカル
            • ダイレクター
            • 佐藤 仁 氏
            講師プロフィール

            2009年、東京工業大学情報理工学研究科数理・計算科学専攻博士課程を修了し、博士(理学)を取得。その後、東京工業大学学術国際情報センター産学官連携研究員・特任助教、産業技術総合研究所(産総研)人工知能研究センター主任研究員を経て、2019年4月より現職。これまでに、東工大TSUBAME2, 3や産総研ABCIなどの大規模データ処理基盤の設計・高速化研究に従事。現在は、民間企業におけるHPC利用促進のため、ソリューションの構築およびカスタマーサクセス活動に取り組んでいる。

            セッション概要

            SDVや電動化の加速により、自動車開発はかつてない複雑性と短納期化の波に直面しています。本講演では、使い慣れたCAEツールやオンプレミス資産を「置き換え」るのではなく、それらを「活かし(Complement)」ながら、クラウドの計算力・データ管理・AIを統合する「R&Dモダナイゼーション」の手法を解説します。サイロ化したデータを「エンジニアリング・インテリジェンス」に変え、AI物理モデルや自律型エージェントの実装により開発期間を劇的に短縮する、次世代の開発基盤構築へのロードマップを提示します。

            2026-02-16 13:00-13:55
            • 13:00-13:25
            • A1-1
            • 招待講演(CFD(流体解析))

              AI手法を用いた自動車用空調システムのBPF騒音予測技術

              株式会社デンソー
              サーマルマネジメントシステム技術1部
              担当係長
              鈴木 拓哉

              A1-1 13:00-13:25

              招待講演(CFD(流体解析))

              AI手法を用いた自動車用空調システムのBPF騒音予測技術

              講師写真
              • 株式会社デンソー
              • サーマルマネジメントシステム技術1部
              • 担当係長
              • 鈴木 拓哉 氏
              講師プロフィール

              2016年株式会社デンソーに入社。
              車両用HVAC性能開発、ヒートポンプ開発に従事し、
              2020年からCFDやAIを活用した空調システムの予測技術開発、冷凍サイクルや車両の1Dシミュレーション技術に従事したのち、現在は、熱マネ、エネマネ製品開発を担当。

              セッション概要

              車両用HVACシステムに搭載される送風機では、ファン回転に起因する一次騒音、いわゆるBPF(Blade Passing Frequency)騒音が乗員快適性に大きく影響する。従来は空力音響計算によって騒音を予測していたが、量産設計段階で適用するには膨大な計算コストや解析時間が課題である。本講演では、AI手法を活用し、「過去に蓄積した実験評価データ」と「解析結果データ」を組み合わせることで、より効率的にBPF騒音を予測する新しい技術を紹介する。このアプローチにより、設計段階での騒音リスクを事前に把握し、開発期間短縮やコスト低減に寄与することを目指している。

              • 13:00-13:25
              • B1-1
              • 招待講演(モノづくりのための生産加工・設計CAE)

                サロゲートモデルによるプレス成立性評価手法の開発

                トヨタ自動車株式会社
                先進技術開発カンパニー 先進プロダクト開発部
                主幹
                吉松 隆行

                B1-1 13:00-13:25

                招待講演(モノづくりのための生産加工・設計CAE)

                サロゲートモデルによるプレス成立性評価手法の開発

                講師写真
                • トヨタ自動車株式会社
                • 先進技術開発カンパニー 先進プロダクト開発部
                • 主幹
                • 吉松 隆行 氏
                講師プロフィール

                2004年 九州大学大学院 総合理工学府 修士課程修了、同年、トヨタ自動車株式会社入社。CAEによる熱流体/強度・信頼性の車両開発を経て、車両開発業務の効率化・自働化を目的とした技術開発を推進中。

                セッション概要

                自動車デザインの先鋭化により、プレス板金の成形性確保が難しくなり、従来のFEM解析では開発期間の短縮が困難となっている。本講演では、機械学習による検討のフロントローディングにて成形性の早期確保を狙い、サロゲートモデル構築・活用に必要なデータ拡張手法と余肉部付きモデル生成手法を提案し、予測精度を検証する。

                • 13:30-13:55
                • A1-2
                • 協賛講演(CFD(流体解析))

                  直交メッシュ自動生成によるCFDワークフロー効率化の検討

                  株式会社テクノスター
                  代表取締役社長
                  岡森 克高

                  A1-2 13:30-13:55

                  協賛講演(CFD(流体解析))

                  直交メッシュ自動生成によるCFDワークフロー効率化の検討

                  講師写真
                  • 株式会社テクノスター
                  • 代表取締役社長
                  • 岡森 克高 氏
                  講師プロフィール

                  日本酸素株式会社にて数値流体力学(CFD)プログラム開発に従事。その後、CAEベンダー各社(フルーエント・アジアパシフィック株式会社、株式会社ソフトウェアクレイドル、エムエスシーソフトウェア株式会社)にて、マーケティング、テクニカルサポート、セールス、プリセールスの各種業務に従事。前職のプロメテックソフトウェア株式会社ではCOOとして経営に参画。30年間のCAE業務経験をもとに、現職に至る。日本機械学会 計算力学技術者1級(熱流体力学分野:混相流)

                  セッション概要

                  CFD(数値流体力学)を用いた設計・開発ワークフローではCADデータ修正やメッシュ生成に多大な工数がかかり、その効率化が課題となっている。本報ではPythonスクリプトを活用し、CADデータ修正が不要な直交メッシュと境界層メッシュの自動生成、メッシュ生成後の小さい穴や狭い隙間の自動修復、回転機器内の複数領域のメッシュ自動生成などを検討した。また、自動生成メッシュをCFDソルバーで計算し、解析時間や解析精度を検証した。

                  • 13:30-13:55
                  • B1-2
                  • ソリューション講演(モノづくりのための生産加工・設計CAE)

                    EV設計を進化させるCAE×AI
                    ~車両開発を支える過去・現在・未来~

                    エムエスシーソフトウェア株式会社
                    技術本部
                    Executive Engineer
                    花房 幹治

                    B1-2 13:30-13:55

                    ソリューション講演(モノづくりのための生産加工・設計CAE)

                    EV設計を進化させるCAE×AI
                    ~車両開発を支える過去・現在・未来~

                    講師写真
                    • エムエスシーソフトウェア株式会社
                    • 技術本部
                    • Executive Engineer
                    • 花房 幹治 氏
                    講師プロフィール

                    CAE分野に長年従事し、FEM、非線形解析、機構解析、CADアドオンなど幅広く経験。顧客とのコミュニケーションを重視し、特にCAE導入・立ち上げ期の技術支援を得意とする。MSC-Cosim(連成解析)では初期から主導的に関わり、世界的にも先駆けたプロジェクトを推進。現在はCSMおよび海外部門でビジネスデベロップメントを担当し、技術と顧客価値の双方から事業成長に貢献している。

                    セッション概要

                    Hexagon(MSC Software)は1963年、アポロ計画を支えるために「構造解析をコンピュータで実現する」ことを目的に創立され、それ以来60年以上にわたり高精度CAE技術でモノづくりに革新をもたらしてきた。現在では、世界中の製造・航空宇宙・自動車・電機分野を含む1,700社以上の企業が同社のソフトウェアを導入しており、特に従業員数10,000人以上・売上1 000百万ドル超の大企業に多く採用されている。AI時代においては、モノづくり分野で教師データ・不正解データの不足が課題となるが、これらを効率的に収集・解析する基盤としてCAEが注目されている。本稿では、来るべきAI時代に向けて企業が今取り組むべきこと、およびこれらの取り組みがEV開発にどのように具体的価値をもたらすかを示す。

                    2026-02-16 14:20-15:15
                    • 14:20-14:45
                    • A2-1
                    • 招待講演(CFD(流体解析))

                      アイドリング時の部品温度予測手法構築

                      三菱自動車工業株式会社
                      第一車両技術開発本部 性能計画実験部
                      森田 裕貴

                      A2-1 14:20-14:45

                      招待講演(CFD(流体解析))

                      アイドリング時の部品温度予測手法構築

                      講師写真
                      • 三菱自動車工業株式会社
                      • 第一車両技術開発本部 性能計画実験部
                      • 森田 裕貴 氏
                      講師プロフィール

                      2019年 三菱自動車工業株式会社 入社
                      以来、CAEを用いた冷却・耐熱性能の予測技術開発に従事。

                      セッション概要

                      アイドリング時、走行風が止まることで部品温度が上昇するが、排気ガス温度の変動により非定常性が高く、冷却ファンの稼働により流れ場が複雑なため予測が困難である。そこで弱連成解析による温度予測手法を開発し、精度を検証した。

                      • 14:20-14:45
                      • B2-1
                      • 招待講演(構造・設計CAE)

                        物理モデルによる液封エンジンマウントのメンブラン異音予測

                        マツダ株式会社
                        シャシー開発部
                        主幹エンジニア
                        数面 宏昭

                        B2-1 14:20-14:45

                        招待講演(構造・設計CAE)

                        物理モデルによる液封エンジンマウントのメンブラン異音予測

                        講師写真
                        • マツダ株式会社
                        • シャシー開発部
                        • 主幹エンジニア
                        • 数面 宏昭 氏
                        講師プロフィール

                        1989年入社。主にエンジンマウント設計および技術開発に従事。
                        設計者自ら行うCAEとしてのFEM・機構解析技術開発、予測技術向上に取り組んでいる。
                        2007年より1D-CAEにて入力予測、NVH、車両運動のモデル化・検証技術開発を担当。

                        セッション概要

                        液封マウント異音は非常に小さな音であるが、それゆえに自動車開発の終盤にならないと問題が顕在化しない場合が多く、もし量産検討が完了していれば大きな開発手戻りとなる。こうした背景から異音机上予測には大きな価値があるが、現象が明確に分かっていない点でモデル化難易度が高い。本当に必要な要素がモデルとして組まれているのか、計測とモデル化の両輪で進め予実差分析することで予測技術を育成してきた。本講演では、その活動内容を1D-CAEツールであるSimulationXを用いた開発事例として紹介する。

                        • 14:50-15:15
                        • A2-2
                        • ソリューション講演(CFD(流体解析))

                          ウェーブレット変換を用いた車両走行モードの過渡温度予測と高効率代理モデル構築手法

                          ThermoAnalytics Japan株式会社
                          代表取締役
                          周 徐斌

                          A2-2 14:50-15:15

                          ソリューション講演(CFD(流体解析))

                          ウェーブレット変換を用いた車両走行モードの過渡温度予測と高効率代理モデル構築手法

                          講師写真
                          • ThermoAnalytics Japan株式会社
                          • 代表取締役
                          • 周 徐斌 氏
                          講師プロフィール

                          2012年上海交通大学工学部大学院卒業、精密機器、自動車メーカー、CAEベンダーを経て2020年にEThermo株式会社を設立。
                          2023年7月に同社は米国ThermoAnalytics社の出資を受け、ThermoAnalytics Japan株式会社に社名変更、継続して米国ThermoAnalytics社製品の販売、技術サポート、コンサルティングを行い、現在に至る。
                          日本機械学会認定 計算力学熱流体解析分野 上級アナリスト

                          セッション概要

                          市街地のSTOP&GOから、ニュルブルクリンクに代表される高負荷テストコース走行まで、実走行では車速や冷却気流が常に変化し、排気系周辺を含む車両部品の温度は大きく過渡変動する。本講演では、入力信号のウェーブレット変換に基づく熱—流体分離計算により、車両スケールの過渡温度をロバストかつ高効率に予測する手法を紹介する。さらに、このフレームワークに代理モデルを組み合わせることで、解析の簡略化と大幅な効率向上を実現した事例について報告する。

                          • 14:50-15:15
                          • B2-2
                          • ソリューション講演(概念・構想・機能設計CAE)(構造・設計CAE)

                            回転機システムの1Dモデル表現と軸受特性考慮の影響

                            ニュートンワークス株式会社
                            CAE総合開発センター
                            主任
                            佐々木 宏樹

                            B2-2 14:50-15:15

                            ソリューション講演(概念・構想・機能設計CAE)(構造・設計CAE)

                            回転機システムの1Dモデル表現と軸受特性考慮の影響

                            講師写真
                            • ニュートンワークス株式会社
                            • CAE総合開発センター
                            • 主任
                            • 佐々木 宏樹 氏
                            講師プロフィール

                            ニュートンワークスに入社以来、機械の動解析業務に従事している。
                            従来のFEM解析に加え、回転体の振動を中心テーマとしながら、1DCAEを積極的に活用することで、解析手法の幅を大きく広げ、効率的かつ包括的にシステム全体の挙動を評価している。
                            現在は、コンサルティングや技術サポートを主務とし、お客様が抱える複雑な課題の解決に力を注いでいる。
                            特に、解析と実験のコリレーション、すなわちモデルの精度検証に重点を置き、「机上の計算」にとどまらない、現実と一致する信頼性の高い解析モデルの構築を目指している。

                            セッション概要

                            本講演では、モータを含む回転機械システムの振動シミュレーションについて説明する。開発後期になって顕在化する振動のトラブルを未然に防ぐため、システム全体の振動挙動を高度に予測する1DCAEベースの包括的なモデル化手法を提案する。
                            特に、回転機械の中でボトルネックになることが多い転がり軸受に焦点を当て、その剛性を厳密に考慮したモデルによる解析結果、及び、軸受に起因する振動を抑制し安定稼働を実現した事例を紹介する。加えて、トルク条件に応じて変化する軸受剛性と、それに伴うシステム全体の固有振動数の関係を洞察し、最適設計への道筋を明確にする。

                            2026-02-16 15:40-16:05
                            • 15:40-16:05
                            • A3-1
                            • 招待講演(CAEの利活用環境(計算環境))

                              Coming soon...

                              エヌビディア合同会社
                              サイバネットシステム株式会社

                              A3-1 15:40-16:05

                              招待講演(CAEの利活用環境(計算環境))

                              Coming soon...

                              講師写真
                              • エヌビディア合同会社
                              講師写真
                              • サイバネットシステム株式会社

                              • 15:40-16:05
                              • B3-1
                              • 招待講演(CAEの利活用環境(MBD/MBSE))

                                MBD推進に向けたシステムズエンジニアリングの取り組み

                                株式会社SUBARU
                                ADAS開発部
                                チームリーダー
                                平山 友貴

                                B3-1 15:40-16:05

                                招待講演(CAEの利活用環境(MBD/MBSE))

                                MBD推進に向けたシステムズエンジニアリングの取り組み

                                講師写真
                                • 株式会社SUBARU
                                • ADAS開発部
                                • チームリーダー
                                • 平山 友貴 氏
                                講師プロフィール

                                2020年より技術開発部にて先行開発のMBD推進に従事。車両企画統括チームの中で、試作車両をモデルに置き換えたデジタル台車の取り組みを推進した。
                                2025年より、ADAS開発部にてインフォテイメント開発に従事。

                                セッション概要

                                CASEの需要拡大に伴い、自動車開発はますます高度化・複雑化している。その中で、モデルベース開発(MBD)による試作期間の短縮とコスト削減が期待されている。領域単位でのMBD適用は進んでいるものの、従来の試作評価を基軸とした開発プロセスから、試作車をモデルへと置き換える開発プロセスへの転換にはまだ至っていない。
                                本講演では、試作車のモデルへと置き換えのアプローチとして、ISO/IEC/IEEE 15288で定義されるシステム開発プロセスのフレームワークをもとに、デジタル化を段階的に実行し、車両先行開発に適用した事例を紹介する。

                                2026-02-16 16:30-17:30
                                • 16:30-17:30
                                • P1
                                • パネルディスカッション

                                  未来を拓く自動車エンジニアの要件
                                   ーAI・デジタルツイン時代を創造する『新・CAEエンジニア』の育成と進化ー

                                  パネリスト
                                  国立研究開発法人 産業技術総合研究所
                                  エネルギー・環境領域 エネルギープロセス研究部門
                                  研究部門長
                                  小熊 光晴
                                  パネリスト
                                  トヨタ自動車株式会社
                                  クルマ開発センター 計測・デジタル基盤改革部
                                  主任
                                  渡辺 和正
                                  パネリスト
                                  スズキ株式会社
                                  四輪構造系CAE/MBD統括部 衝突課
                                  主任
                                  静 健太郎
                                  パネリスト
                                  東京大学
                                  大学院新領域創成科学研究科
                                  准教授
                                  松永 拓也
                                  モデレータ
                                  「自動車技術に関するCAEフォーラム」プログラム委員長
                                  東京大学大学院 新領域創成科学研究科/
                                  モビリティ・イノベーション連携研究機構 (UTmobI)
                                  教授
                                  山崎 由大

                                  P1 16:30-17:30

                                  パネルディスカッション

                                  未来を拓く自動車エンジニアの要件
                                   ーAI・デジタルツイン時代を創造する『新・CAEエンジニア』の育成と進化ー

                                  講師写真
                                  • パネリスト
                                  • 国立研究開発法人 産業技術総合研究所
                                  • エネルギー・環境領域 エネルギープロセス研究部門
                                  • 研究部門長
                                  • 小熊 光晴 氏
                                  講師プロフィール

                                  2001年3月茨城大学大学院理工学研究科博士後期課程生産科学専攻終了,博士(工学)
                                  2年半のポスドクを経て2003年10月産業技術総合研究所入所.2024年4月よりエネルギープロセス研究部門研究部門長に着任.
                                  新燃料利用システムの実用化・標準化研究開発,低公害高効率エンジンの研究開発等に従事.
                                  「ゼロエミッションモビリティパワーソース研究コンソーシアム(ZEMコンソ)」の副会長兼事務局長として産学連携推進や学生・若手技術者の人材育成についても活動中.

                                  講師写真
                                  • パネリスト
                                  • トヨタ自動車株式会社
                                  • クルマ開発センター 計測・デジタル基盤改革部
                                  • 主任
                                  • 渡辺 和正 氏
                                  講師プロフィール

                                  自動車部品の設計およびCAE解析に従事し、特にエンジン回転系の号口設計や試作設計、機構解析を通じて製品の性能向上を実現し、お客様に高品質なパワートレーンをご提供してきました。近年は駆動系部品の開発においてAI技術・SQC・強度CAEを融合させたサロゲートモデルを活用し、設計効率の大幅な改善と高精度な製品開発を推進しています。

                                  講師写真
                                  • パネリスト
                                  • スズキ株式会社
                                  • 四輪構造系CAE/MBD統括部 衝突課
                                  • 主任
                                  • 静 健太郎 氏
                                  講師プロフィール

                                  大学で自動車乗員傷害シミュレーションの研究を行ったことで自動車の安全に興味を持ち、2014年、技術職としてスズキに入社。四輪車の衝突性能シミュレーション業務に携わり、ワゴンR・スペーシアなど軽自動車の機種開発業務を担当。2023年8月から人事部へ研修ローテーション制度を用いて異動。エンジニア・採用担当の両面から就活生とのコミュニケーションを図りつつ、採用課題の解決に向けた分析業務を実施。2025年8月より衝突性能シミュレーション業務に復帰。

                                  講師写真
                                  • パネリスト
                                  • 東京大学
                                  • 大学院新領域創成科学研究科
                                  • 准教授
                                  • 松永 拓也
                                  講師プロフィール

                                  2016年3月博士(工学)取得。2025年7月より現職。粒子法を基盤とした計算力学、特に非圧縮性自由表面流れなどを対象とした数値流体解析手法の研究に従事。高精度化をはじめとする計算アルゴリズムの基礎研究を中心に扱い、粒子法の信頼性向上と実問題への適用拡大を目指す。産業応用を含む多様な流体現象の理解とCAE技術の発展に取り組んでいる。

                                  講師写真
                                  • モデレータ
                                  • 「自動車技術に関するCAEフォーラム」プログラム委員長
                                  • 東京大学大学院 新領域創成科学研究科/
                                    モビリティ・イノベーション連携研究機構 (UTmobI)
                                  • 教授
                                  • 山崎 由大
                                  講師プロフィール

                                  1997年慶應義塾大学理工学部機械工学科卒業
                                  1999年慶應義塾大学大学院理工学研究科前期博士課程修了
                                  2003年慶應義塾大学大学院理工学研究科後期博士課程修了
                                  同年東京大学大学院・産学官連携研究員
                                  2004年東京大学大学院工学系研究科・助手
                                  2007年同講師
                                  2011-2012ミュンヘン工科大訪問研究員
                                  2014年東京大学大学院工学系研・准教授
                                  2022年東京大学大学院新領域創成科学研究科・教授
                                  ~現在に至る
                                  高効率燃焼技術,代替燃料,エンジンのモデリングと制御,ドライーモデル,生体信号計測,分散型エネルギーシステムなどの研究に従事。博士(工学)

                                  2026-02-16 17:45-19:00
                                  • 17:45-19:00
                                  • R1
                                  • 懇親会

                                    CAEフォーラム2026 情報交換会(参加費無料)
                                    ※お申し込み多数の場合は会場規模の関係上、自動車メーカー、部品メーカーなど、本イベントの対象者が優先となります。属性によりお断りさせていただく場合もございますのでご了承ください。

                                    R1 17:45-19:00

                                    懇親会

                                    CAEフォーラム2026 情報交換会(参加費無料)
                                    ※お申し込み多数の場合は会場規模の関係上、自動車メーカー、部品メーカーなど、本イベントの対象者が優先となります。属性によりお断りさせていただく場合もございますのでご了承ください。

                                    セッション概要

                                    ※講演者、プログラム委員会、スポンサー企業、参加者と共に、自動車技術やCAEに関する情報交換を行っていただく場です。
                                    ささやかではございますが、立食形式にてお食事もご提供いたします。

                                    2026-02-17 10:00-11:30
                                    • 10:00-10:05
                                    • OP2
                                    • オープニングリマークス

                                      2日目開催のご挨拶

                                      「自動車技術に関するCAEフォーラム」プログラム副委員長
                                      東京工科大学
                                      片柳研究所
                                      未来モビリティ研究センター長
                                      教授
                                      須田 義大

                                      OP2 10:00-10:05

                                      オープニングリマークス

                                      2日目開催のご挨拶

                                      講師写真
                                      • 「自動車技術に関するCAEフォーラム」プログラム副委員長
                                      • 東京工科大学
                                        片柳研究所
                                      • 未来モビリティ研究センター長
                                        教授
                                      • 須田 義大

                                      • 10:05-10:45
                                      • K2
                                      • 基調講演(パネルディスカッション)

                                        X線CTを活用したデジタルエンジニアリングへの新展開
                                        ~CTから生まれるデジタルツイン、 その脅威とポテンシャルを議論する~

                                        パネリスト
                                        トヨタ自動車株式会社
                                        先進プロダクト開発部
                                        テクニカルヘッド
                                        川原 康照
                                        パネリスト
                                        本田技研工業株式会社
                                        二輪・パワープロダクツ開発生産統括部
                                        完成車・開発技術戦略責任者
                                        林 秀樹
                                        パネリスト
                                        ヤマハ発動機株式会社
                                        生産技術本部 生産技術部 プロセス先鋭グループ
                                        グループリーダー
                                        青木 崇浩
                                        パネリスト
                                        Coming Soon...
                                        モデレータ
                                        「自動車技術に関するCAEフォーラム」プログラム委員
                                        サイバーフィジカルエンジニアリング技術研究組合
                                        常務理事・CTO
                                        高山 光弘

                                        K2 10:05-10:45

                                        基調講演(パネルディスカッション)

                                        X線CTを活用したデジタルエンジニアリングへの新展開
                                        ~CTから生まれるデジタルツイン、 その脅威とポテンシャルを議論する~

                                        講師写真
                                        • パネリスト
                                        • トヨタ自動車株式会社
                                        • 先進プロダクト開発部
                                        • テクニカルヘッド
                                        • 川原 康照 氏
                                        講師プロフィール

                                        1994年にトヨタ自動車に入社後、主に衝突CAE業務に従事し、車両開発および技術開発を担当した。現在は、車両開発プロセスの改革業務を担当している。

                                        講師写真
                                        • パネリスト
                                        • 本田技研工業株式会社
                                        • 二輪・パワープロダクツ開発生産統括部
                                        • 完成車・開発技術戦略責任者
                                        • 林 秀樹 氏
                                        講師プロフィール

                                        ’’92年、本田技研工業入社、朝霞研究所 車体設計部門配属、非線形(軽衝突)解析等に従事。スクーターグループ配属後、フレームボディのアルミダイキャスト化を推進。’07年タイ駐在を経て、帰任後’12年 車体設計テクニカルマネージャー就任。以降、複数の海外R&D拠点運営を経て、’22年から現職。

                                        講師写真
                                        • パネリスト
                                        • ヤマハ発動機株式会社
                                        • 生産技術本部 生産技術部 プロセス先鋭グループ
                                        • グループリーダー
                                        • 青木 崇浩 氏
                                        講師プロフィール

                                        ’03年 株式会社インクス(現 SOLIZE Holdings株式会社)入社、金型専用3D CAD開発に従事。
                                        ’06年 ヤマハ発動機株式会社入社、生産技術部配属、製造系CAE、AIによる金型自動設計に従事。
                                        ’18年 生産技術部プロセス技術グループ グループリーダー就任後、生産準備プロセス改革、スマートファクトリー化を推進。
                                        ’20年 静岡大学情報学部客員教授を兼任。’24年から現職。

                                        講師写真
                                        • パネリスト
                                        • Coming Soon...
                                        講師写真
                                        • モデレータ
                                        • 「自動車技術に関するCAEフォーラム」プログラム委員
                                        • サイバーフィジカルエンジニアリング技術研究組合
                                        • 常務理事・CTO
                                        • 高山 光弘 氏
                                        講師プロフィール

                                        日本の自動車メーカーにて、車体構造領域における車両開発や、開発のデジタル化移行に伴うCAE技術開発に取り組んだ。さらに生産領域のデジタル化にも着手し、車両開発から生産まで含んだプロセス全体のデジタル化に取り組んだ。
                                        2021年にサイバーフィジカルエンジニアリング技術研究組合を立ち上げ、自動車に限らず、実物を基にしたデジタルデータの活用研究による製造業のデジタル化支援に取り組んでいる。

                                        セッション概要

                                        従来X線CTは非破壊検査技術として古くから利用されてきたが、近年、超大型X線CT装置が開発され、構造物全体をデジタルデータ化が可能となった。これにより自動車会社が外部に出さなかった図面情報がリバースCADデータとして入手できるようになった。これを利用してCAE技術との連携により、他社車両の性能を“現物デジタルエンジニアリング”による評価への展望が見えつつある。
                                        今回はオートバイ一台分をX線CT撮像したデータを事例として紹介する。パネリストとして計測技術者とCAE技術者(データ利用者)に登壇頂き、両者の連携により“デジタルツインエンジニアリング”の将来的な可能性を議論する。

                                        • 10:50-11:30
                                        • S2
                                        • 特別講演(CAEの利活用環境)

                                          CAEでSDV開発を加速する
                                          ~仮想ECUとリアルワールド車両環境の活用~

                                          アンシス・ジャパン株式会社
                                          Application Engineering
                                          Director
                                          Ashok Khondge(アショク コンダゲ)

                                          S2 10:50-11:30

                                          特別講演(CAEの利活用環境)

                                          CAEでSDV開発を加速する
                                          ~仮想ECUとリアルワールド車両環境の活用~

                                          講師写真
                                          • アンシス・ジャパン株式会社
                                          • Application Engineering
                                          • Director
                                          • Ashok Khondge(アショク コンダゲ) 氏

                                          セッション概要

                                          CAEは従来、機械的および物理的な検証に適用され、高い品質と信頼性を支えてきた。しかし、SDV(ソフトウェア定義車両)へのシフトに伴い、CAEは電子制御、システム挙動、そして仮想的な検証・バリデーションにも対応する必要がある。本講演では、AIベースの代替モデルと高速シミュレーションを活用し、ECUと車両環境を仮想化する最新アプローチについて紹介する。システムレベルでの理解を開発初期に獲得、クロスドメイン統合を強化、開発の予測可能性を高めることで、SDV開発における課題解決のについて実践的な戦略につなげることができる。

                                          2026-02-17 12:20-12:45
                                          • 12:20-12:45
                                          • L3
                                          • ランチ講演(構造・設計CAE)

                                            AI/MLとMODSIM:3D UNIV+RSESが実現する次世代設計

                                            ダッソー・システムズ株式会社
                                            ブランド統括本部 SIMULIA営業部 
                                            セールスディレクター
                                            成田 明弘

                                            L3 12:20-12:45

                                            ランチ講演(構造・設計CAE)

                                            AI/MLとMODSIM:3D UNIV+RSESが実現する次世代設計

                                            講師写真
                                            • ダッソー・システムズ株式会社
                                            • ブランド統括本部 SIMULIA営業部 
                                            • セールスディレクター
                                            • 成田 明弘 氏
                                            講師プロフィール

                                            シミュレーションビジネスを長年にわたり経験。現在は、3DEXPERIENCEのシミュレーション領域を担当し、モデリング&シミュレーションプロセスの合理化、複合領域での最適化設計を支援するSIMULIAブランドの日本のリーダーを務める。

                                            セッション概要

                                            ダッソー・システムズは、AIを中核とする次世代仮想世界基盤「3D UNIV+RSES」を通じて、3DEXPERIENCE上にバーチャル・ツイン、モデリング、シミュレーションを統合している。特にSIMULIA分野では3DEXPERIENCE上で設計(MOD)とシミュレーション(SIM)を統合するMODSIMを推進しており、近年ではAI/MLを活用し、物理シミュレーションの高速化・高度化や設計検証の効率向上を実現し、設計と検証を連続的かつ知的に最適化している。

                                            • 12:20-12:45
                                            • L4
                                            • ランチ講演

                                              Coming soon...

                                              Total Materia AG

                                              L4 12:20-12:45

                                              ランチ講演

                                              Coming soon...

                                              講師写真
                                              • Total Materia AG

                                              2026-02-17 13:00-13:55
                                              • 13:00-13:25
                                              • A4-1
                                              • 招待講演(CFD(流体解析))

                                                粒子法気流連成解析で挑む車両床下部品への着雪再現
                                                ~被水解析からの発展~

                                                トヨタ自動車株式会社
                                                電子性能開発部 電子性能開発室
                                                主任
                                                大島 康裕

                                                A4-1 13:00-13:25

                                                招待講演(CFD(流体解析))

                                                粒子法気流連成解析で挑む車両床下部品への着雪再現
                                                ~被水解析からの発展~

                                                講師写真
                                                • トヨタ自動車株式会社
                                                • 電子性能開発部 電子性能開発室
                                                • 主任
                                                • 大島 康裕 氏
                                                講師プロフィール

                                                トヨタ自動車株式会社に入社後、10年以上にわたり実験領域に従事し、新製品の試験計画、性能評価および結果フィードバックを通じて開発スピードと品質向上に貢献。
                                                2022年より品質改革室に異動し、現場での豊富な知見をもとに被水シミュレーション技術を活用した品質向上活動を推進。3年間にわたり自動車技術会学術講演会にて論文発表も推進。
                                                2025年からはグループ単位で電子性能開発室に異動。同年、日本計算工学会 計算工学講演会にて着雪シミュレーションに関する論文を発表し、優秀技術講演表彰を受賞。

                                                セッション概要

                                                本発表は、本年春の日本計算工学会計算工学講演会にて論文発表した車両床下部品への着雪シミュレーション技術開発の内容を紹介する。
                                                 車両床下部品への着雪現象を再現するため、非ニュートン流体を考慮した粒子挙動モデル(MPFI)と気流解析(LBM)との連成により、実車試験との整合性検証を実施。結果として、着雪経路や着雪エリアを事前に予測することが出来、試験コスト低減と開発初期段階での設計検討に活用可能とした。

                                                • 13:00-13:25
                                                • B4-1
                                                • 招待講演(構造・設計CAE)

                                                  事故再現シミュレーションに基づく、脳ひずみとDAMAGEの相関分析

                                                  株式会社SUBARU
                                                  車両安全開発部
                                                  係長
                                                  吉川 満晴

                                                  B4-1 13:00-13:25

                                                  招待講演(構造・設計CAE)

                                                  事故再現シミュレーションに基づく、脳ひずみとDAMAGEの相関分析

                                                  講師写真
                                                  • 株式会社SUBARU
                                                  • 車両安全開発部
                                                  • 係長
                                                  • 吉川 満晴 氏
                                                  講師プロフィール

                                                  2003年自動車関連の設計専門会社に入社。前面衝突CAEによる性能検討業務に従事。
                                                  2008年株式会社SUBARU(当時、富士重工業)入社。
                                                  CAEによる前面衝突安全性能の検討および衝突ダミーモデルを用いた傷害評価技術の構築に従事したのち、2019年より市場事故における傷害発生状況の調査、人体CAEモデルを用いた傷害評価技術の開発に従事している。

                                                  セッション概要

                                                  Euro NCAPが導入した脳損傷評価指標 「Diffuse Axonal Multi-Axial General Evaluation (DAMAGE)」 は、人体FEモデルの脳ひずみと高い相関を示すことが報告されているが、検証の多くはGHBMCで行われている。そこで、本研究では THUMS ver.4.1を用いて、脳損傷を伴う事故の再現シミュレーションを実施し、脳の95%最大主ひずみ(MPS95)とDAMAGE指標の相関、および脳傷害の最大AISの予測精度を評価したので発表する。

                                                  • 13:30-13:55
                                                  • A4-2
                                                  • ソリューション講演(CFD(流体解析))

                                                    粒子法を活用したマルチフィジックスシミュレーションの最新動向

                                                    プロメテック・ソフトウェア株式会社
                                                    解析技術部
                                                    テクニカルマネージャー
                                                    藤本 峻

                                                    A4-2 13:30-13:55

                                                    ソリューション講演(CFD(流体解析))

                                                    粒子法を活用したマルチフィジックスシミュレーションの最新動向

                                                    講師写真
                                                    • プロメテック・ソフトウェア株式会社
                                                    • 解析技術部
                                                    • テクニカルマネージャー
                                                    • 藤本 峻 氏
                                                    講師プロフィール

                                                    流体工学で博士号取得後、2016年にプロメテック・ソフトウェアに入社。
                                                    入社以来、自動車業界を中心に自社開発の粒子法解析ソフトウェア(Particleworks/Granuleworks)の導入支援、
                                                    技術サポート、コンサルティング業務に従事している。

                                                    セッション概要

                                                    近年、計算資源の高性能化とともに、数値手法やソフトウェアの技術が進展し、気液二相流だけでなく、構造・熱・機構などへと解析の幅が広がりつつある。本講演では、粒子法解析ソフトウェア「Particleworks/Granuleworks」をおいて、拡大が進むマルチフィジックス対応機能と、それらを生かした代表的な解析例をわかりやすく紹介する。

                                                    • 13:30-13:55
                                                    • B4-2
                                                    • ソリューション講演(構造・設計CAE)

                                                      衝突解析における塑性加工影響モデリングの現状と展望

                                                      株式会社JSOL
                                                      エンジニアリング事業本部カスタマーエンゲージメント部アカウントサポート課
                                                      課長
                                                      齊藤 啓

                                                      B4-2 13:30-13:55

                                                      ソリューション講演(構造・設計CAE)

                                                      衝突解析における塑性加工影響モデリングの現状と展望

                                                      講師写真
                                                      • 株式会社JSOL
                                                      • エンジニアリング事業本部カスタマーエンゲージメント部アカウントサポート課
                                                      • 課長
                                                      • 齊藤 啓 氏
                                                      講師プロフィール

                                                      2004年に日本総合研究所(後にJSOLへ分社)に入社し、エネルギー・自動車衝突安全分野にてAnsys LS-DYNAを用いた受託解析、技術コンサルティング、技術開発に従事。2021年にき裂による破壊評価手法の研究で博士(工学)を取得。現在は自動車OEM向けの技術支援・サポート業務を担当し、解析技術の高度化と運用支援に取り組んでいる。

                                                      セッション概要

                                                      自動車衝突解析では、塑性加工過程で生じる初期ひずみや板厚変化を適切にモデル化することが、解析精度向上の鍵である。
                                                      本講演では、ワンステップ法を用いた高精度予測を可能にする成形影響モデリングの機能拡張と、フルカーモデルを対象とした運用上の課題へのアプローチを紹介する。具体的には、閉断面部材や高精度材料モデルへの適用、成形条件情報が不足する状況への対処、自動化を見据えたワークフロー改善など、より高精度かつ実用的な運用最適化に向けた取り組みの方向性を提案する。

                                                      2026-02-17 14:20-15:15
                                                      • 14:20-14:45
                                                      • A5-1
                                                      • 招待講演(構造・設計CAE)

                                                        形状生成AIと原理原則を融合したデフケースリングギヤボルト緩みサロゲートモデルの開発

                                                        トヨタ自動車株式会社
                                                        クルマ開発センター 計測・デジタル基盤改革部
                                                        主任
                                                        渡辺 和正

                                                        A5-1 14:20-14:45

                                                        招待講演(構造・設計CAE)

                                                        形状生成AIと原理原則を融合したデフケースリングギヤボルト緩みサロゲートモデルの開発

                                                        講師写真
                                                        • トヨタ自動車株式会社
                                                        • クルマ開発センター 計測・デジタル基盤改革部
                                                        • 主任
                                                        • 渡辺 和正 氏
                                                        講師プロフィール

                                                        自動車部品の設計およびCAE解析に従事し,特にエンジン回転系の号口設計や試作設計,機構解析を通じて製品の性能向上を実現し,お客様に高品質なパワートレーンをご提供してきました.近年は駆動系部品の開発においてAI技術・SQC・強度CAEを融合させたサロゲートモデルを活用し,設計効率の大幅な改善と高精度な製品開発を推進しています.
                                                        また,複数プロジェクトをリードし,開発プロセスおよび技術基盤の標準化にも取り組んでいます.これらの経験を通じて,自動車技術の高度化と持続的な競争力強化に貢献しています.

                                                        セッション概要

                                                        産業界では,高性能な製品をより迅速に顧客へ届けるため,日々開発が進められている.駆動系開発におけるデフケースリングギヤのボルト緩み解析(CAE)は,実施にかかる時間が長く,目標未達の場合には形状修正を行い再度CAEを実施するというプロセスが繰り返されている.このような状況に対応するため,設計者に寄り添いかつ原理原則に基づいたサロゲートモデルの開発は,意思決定の圧倒的なスピード向上を実現するとともに,得られた結果を原理原則に基づいて考察し,より優れた設計へとつなげる上で重要である.さらに,性能目標から原理原則に基づく形状を逆解析する手法により,設計者の迅速な意志決定を加速化する.

                                                        • 14:20-14:45
                                                        • B5-1
                                                        • 招待講演(概念・構想・機能設計CAE)

                                                          1D車両システムモデルを活用したxEVにおける熱マネージメントシステムの検討

                                                          マツダ株式会社
                                                          統合制御システム開発本部 MBD革新部
                                                          シニアスペシャリスト
                                                          波頭 佑哉

                                                          B5-1 14:20-14:45

                                                          招待講演(概念・構想・機能設計CAE)

                                                          1D車両システムモデルを活用したxEVにおける熱マネージメントシステムの検討

                                                          講師写真
                                                          • マツダ株式会社
                                                          • 統合制御システム開発本部 MBD革新部
                                                          • シニアスペシャリスト
                                                          • 波頭 佑哉 氏
                                                          講師プロフィール

                                                          2016年4月~2019年9月:自動車OEMにて制御SEとしてエネルギーマネジメントの制御開発に従事。
                                                          2019年10月~:現職。マツダ株式会社MBD革新部にて1Dのシステムモデルの解析担当として、電動車両のシステムとコンポーネントのサーマルマネジメント解析に従事。
                                                          2023年4月~:早稲田大学大学院環境・エネルギー研究科にて電動車両のバッテリーマネジメントを研究テーマに、博士後期課程に在学中。

                                                          セッション概要

                                                          xEVの開発では、目標の燃費・電費を達成しつつトレードオフのパワートレインの熱性能と空調快適性を確保できる熱マネージメントシステムを設計する必要があり、V字開発プロセスの左バンクで車両システム全体の最適化の検討が求められる。マツダでは、前述のニーズに対応するために、車両内で複合的に影響し合う熱、電気、機械のマルチ・フィジックスの現象を解くことが可能な1Dの車両システムモデルを構築している。
                                                          本発表では、モデルの実装にあたり行った予測技術の開発事例と、実際の量産xEV開発における車両システムモデルを用いた燃費/熱性能/空調快適性を共立する熱マネージメントシステムの検討事例について紹介する。

                                                          • 14:50-15:15
                                                          • A5-2
                                                          • ソリューション講演(構造・設計CAE)(CFD(流体解析))

                                                            次世代CAE SimScaleが実現する技術革新とエンジニアリングAI

                                                            株式会社構造計画研究所
                                                            事業開発部
                                                            SimScaleビジネス室室長
                                                            大川 瑞葉

                                                            A5-2 14:50-15:15

                                                            ソリューション講演(構造・設計CAE)(CFD(流体解析))

                                                            次世代CAE SimScaleが実現する技術革新とエンジニアリングAI

                                                            講師写真
                                                            • 株式会社構造計画研究所
                                                            • 事業開発部
                                                            • SimScaleビジネス室室長
                                                            • 大川 瑞葉 氏
                                                            講師プロフィール

                                                            2011年に株式会社構造計画研究所に入社、熱流体解析および電磁界解析の技術担当を務める
                                                            2017年からは技術担当として顧客の設計業務の自動化に従事。
                                                            その後、経営企画室の室長を経て、2024年より現職

                                                            セッション概要

                                                            次世代CAE SimScaleは、圧倒的な導入コストの削減と計算速度を実現するプラットフォーム型CAEです。解析データを無制限で蓄積することができ、過去の解析データを活用してサロゲートモデル構築も容易に実現可能です。
                                                            また、組織的な活用も得意としており、Googleドライブのように共有設定を行うことでチーム内でのプロジェクト共有も容易に実現できます。
                                                            さらに、エージェントAIも搭載されており、対話形式で境界条件設定や計算実行を行うことができます。
                                                            当日の講演では実際のAIソリューションの進化についてもご紹介します。

                                                            • 14:50-15:15
                                                            • B5-2
                                                            • ソリューション講演(概念・構想・機能設計CAE)

                                                              生成AIと物理ベースモデルの融合:複雑化する自動車開発を加速させる次世代CAEプラットフォーム

                                                              Gamma Technologies合同会社
                                                              プリンシパルエンジニア
                                                              相原 ロドリゴ

                                                              B5-2 14:50-15:15

                                                              ソリューション講演(概念・構想・機能設計CAE)

                                                              生成AIと物理ベースモデルの融合:複雑化する自動車開発を加速させる次世代CAEプラットフォーム

                                                              講師写真
                                                              • Gamma Technologies合同会社
                                                              • プリンシパルエンジニア
                                                              • 相原 ロドリゴ 氏
                                                              講師プロフィール

                                                              米国イリノイ工科大学機械工学科卒業(学士)。2010年にGamma Technologies社入社。GT-SUITEの開発と技術サポートに従事し、潤滑・油圧系、ポンプ・コンプレッサーなどの熱流体解析を担当。2024年よりSolutions Consulting部所属、GT-SUITE`が提供する統合システムシミュレーションの提案を行う。

                                                              セッション概要

                                                              電動化(xEV)や高度な運転支援システム(ADAS)の進化により、自動車開発における車両システムの複雑性は増大の一途をたどっています。従来のCAE手法だけでは、この設計空間の爆発的な増加への対応が困難になりつつあります。

                                                              本講演では、高忠実度な物理ベースモデルの構築に強みを持つCAEツール「GT-SUITE」が、どのようにこの課題を克服し、未来の自動車開発を加速させるか、そのロードマップを解説します。

                                                              生成AIと物理ベースモデルの協調による次世代CAEプラットフォームの実現が、自動車産業の設計・開発プロセスにもたらす革新的な影響について、その具体的な展望を提示します。

                                                              2026-02-17 15:40-16:05
                                                              • 15:40-16:05
                                                              • A6
                                                              • 招待講演(モノづくりのための生産加工・設計CAE)

                                                                ギガキャストの技術動向と解析課題(仮)

                                                                リョービ株式会社
                                                                ダイカスト企画開発本部研究開発部
                                                                参与
                                                                神 重傑

                                                                A6 15:40-16:05

                                                                招待講演(モノづくりのための生産加工・設計CAE)

                                                                ギガキャストの技術動向と解析課題(仮)

                                                                講師写真
                                                                • リョービ株式会社
                                                                • ダイカスト企画開発本部研究開発部
                                                                • 参与
                                                                • 神 重傑 氏
                                                                講師プロフィール

                                                                1986年芝浦工業大学卒業、リョービ(株)に入社、研究開発部に所属。2015年ダイカスト本部ダイカスト研究開発部部長、2020年よりギガキャストのプロジェクトに従事

                                                                セッション概要

                                                                自動車の電動化が進む中、ダイカスト製品のニーズは今後大きく変化する。
                                                                その中でボディ・シャシー・バッテリーケースなど鉄からアルミニウムへの材料置換のニーズが高まり、大型一体ダイカスト(ギガキャスト)の採用も増えてきた。
                                                                ギガキャストの特徴は衝突安全性能を担っていることであり、性能を実現するために破壊解析、製造解析の精度向上が望まれている。ギガキャストの市場・技術動向、解析におけるダイカスト固有の課題について報告する。

                                                                • 15:40-16:05
                                                                • B6
                                                                • 招待講演(構造・設計CAE)

                                                                  非線形FEM車両運動/走行性能シミュレーション技術開発

                                                                  日産自動車株式会社
                                                                  カスタマーパフォーマンス&実験技術革新部
                                                                  AD/ADAS&車両運動性能実験技術開発グループ
                                                                  主担
                                                                  熊本 雅比古

                                                                  B6 15:40-16:05

                                                                  招待講演(構造・設計CAE)

                                                                  非線形FEM車両運動/走行性能シミュレーション技術開発

                                                                  講師写真
                                                                  • 日産自動車株式会社
                                                                  • カスタマーパフォーマンス&実験技術革新部
                                                                    AD/ADAS&車両運動性能実験技術開発グループ
                                                                  • 主担
                                                                  • 熊本 雅比古 氏
                                                                  講師プロフィール

                                                                  神奈川県生まれ
                                                                  2005 車体メーカー勤務
                                                                      ・音振CAEなど(Nastran)
                                                                  2013 日産自動車入社
                                                                      実験技術開発部に配属
                                                                      ・乗心地実験技術開発
                                                                  2015 統合CAE部に配属
                                                                      ・車両運動性能CAE技術開発(Adam, Carsim, Pam-Crash)
                                                                  2022 実験技術革新部に配属
                                                                      ・現職、AD/ADASも見ることに

                                                                  セッション概要

                                                                  本講演では、非線形FEMを用いた車両運動/走行性能シミュレーション技術の開発について紹介する。従来のシミュレーションでは、部品の特性を積み上げる過程で、シャシーの弾性や剛性の一部、接触・摩擦といった重要な要素が抜け落ちていた。そこで、シャシー・車体の構造から摩擦までを一つの車両としてモデル化し、従来のシミュレーションでは困難であった、官能評価に現れる微小な変化も捉えることが可能になった。さらに、衝突や転覆、落輪といった事故的なシーンを含む、あらゆる走行条件における車両挙動と内部応力を同時に解析する新たなアプローチで、設計品質の向上と実験効率の向上に貢献する。

                                                                  2026-02-17 16:30-16:55
                                                                  • 16:30-16:55
                                                                  • A7
                                                                  • 招待講演(モノづくりのための生産加工・設計CAE)
                                                                    • ロボットシミュレーション
                                                                    • ヘミング
                                                                    • デジタルツイン

                                                                  設計と製造を連携させるCAE技術の構築

                                                                  株式会社本田技術研究所 先進技術研究所
                                                                  パワー・ダイナミクス研究ドメイン
                                                                  研究員
                                                                  藤井 隆之

                                                                  A7 16:30-16:55

                                                                  招待講演(モノづくりのための生産加工・設計CAE)

                                                                  設計と製造を連携させるCAE技術の構築

                                                                  講師写真
                                                                  • 株式会社本田技術研究所 先進技術研究所
                                                                  • パワー・ダイナミクス研究ドメイン
                                                                  • 研究員
                                                                  • 藤井 隆之 氏
                                                                  講師プロフィール

                                                                  1986年入社 汎用・四輪研究開発に携わりながらCAEを用いた性能予測業務に従事。
                                                                  車体構造研究のため、位相最適化・形状パラメトリック・Bayesを用いた事前性能評価技術を推進、近年は予測と現実の乖離を解決するために、設計と製造を連携させる技術研究を行っている。

                                                                  セッション概要

                                                                  設計段階で描いた理想性能を量産車に確実に反映するため、CAE技術を活用した設計・製造連携の仕組みを構築しました。従来は試作で得られた製造情報が量産工程に十分伝達されず、性能再現に課題がありました。本講演では、ヘミング工程を題材に、CAE予測結果を製造ロボットへフィードバックし、デジタルツインを完成させた事例を紹介します。設計意図と現場制約をつなぐ情報フローの構築により、品質向上と開発効率化を実現する技術の全体像を解説します

                                                                  • 16:30-16:55
                                                                  • B7
                                                                  • 招待講演(概念・構想・機能設計CAE)

                                                                    機械学習を活用した自動車衝突安全性評価における鞭打ち解析の精度向上と最適化

                                                                    株式会社SUBARU
                                                                    車両安全開発部
                                                                    植栗 友洋

                                                                    B7 16:30-16:55

                                                                    招待講演(概念・構想・機能設計CAE)

                                                                    機械学習を活用した自動車衝突安全性評価における鞭打ち解析の精度向上と最適化

                                                                    講師写真
                                                                    • 株式会社SUBARU
                                                                    • 車両安全開発部
                                                                    • 植栗 友洋 氏
                                                                    講師プロフィール

                                                                    2020年にSUBARUへ入社し、後突、室内強度、シートに関する衝突性能およびCAE技術の構築に取り組んできた。近年は、バーチャルテストの実用化とむち打ち性能評価および性能向上に注力している。

                                                                    セッション概要

                                                                    衝突安全のアセスメント評価でVirtual Testの導入が進んでおり、CAE精度の重要性が高まっている。最適化ソフトを用いて鞭打ち解析結果を活用し、精度相関評価(ISOスコア)を対象とした多目的最適化のワークフローを構築した。設計変数に対し機械学習を用いた最適化を実施し、実機試験との相関性を最大化する組み合わせを探索した。