セッション概要
Hexagon(MSC Software)は1963年、アポロ計画を支えるために「構造解析をコンピュータで実現する」ことを目的に創立され、それ以来60年以上にわたり高精度CAE技術でモノづくりに革新をもたらしてきた。現在では、世界中の製造・航空宇宙・自動車・電機分野を含む1,700社以上の企業が同社のソフトウェアを導入しており、特に従業員数10,000人以上・売上1 000百万ドル超の大企業に多く採用されている。AI時代においては、モノづくり分野で教師データ・不正解データの不足が課題となるが、これらを効率的に収集・解析する基盤としてCAEが注目されている。本稿では、来るべきAI時代に向けて企業が今取り組むべきこと、およびこれらの取り組みがEV開発にどのように具体的価値をもたらすかを示す。