タイムテーブル[12/6]
※プログラムは予告なく変更となる場合がありますので、ご了承ください。
- 「自動車機能安全カンファレンス」プログラム委員長
- 一般財団法人日本自動車研究所
新モビリティ研究部 - 研究主幹 シニアエグゼクティブ
- 谷川 浩
- 国立研究開発法人 産業技術総合研究所
- デジタルアーキテクチュア研究センター
- 招聘研究員
- 横山 利夫
セッション概要
K1 基調講演「自動運転技術を活用した移動サービス実用化の取組」
本講演では、最初に日本における自動運転技術を搭載したモビリティの実用化状況を紹介し、続いてRoAD to the L4プロジェクトの目標、推進体制、個別テーマ1からテーマ4の具体的な取組内容を紹介する。また、これらの取り組みから得られた知見や経験を基に、さまざまな地域で取り組みが実施されているAD MaaS(Automated Driving Mobility as a Service)の社会実装事業への支援を紹介する。最後に、国外の取組状況に関する調査結果を紹介した後、今後の計画について説明する。
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1979年本田技研工業㈱入社
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2000年Honda R&D Americas Vice president
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2003年Honda Research Institute USA President
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2008年㈱本田技術研究所 未来交通システム研究室 室長
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2012年㈱本田技術研究所 四輪R&Dセンター自動運転/ITS研究開発担当
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2014年日本自動車工業会 自動運転検討会 主査
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2021年本田技研工業㈱退職
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2021年産業技術総合研究所 招聘研究員
LoAD to the L4 ProjectのCoordinatorとして現在に至る
- 株式会社NTTデータ オートモビリジェンス研究所
- 取締役
- 副社長
- 渡辺 政彦
セッション概要
S1 特別講演「SDVにおけるゾーンアーキテクチャと振る舞いモデル」
SDV(ソフトウェアデファインドビークル)を効率的にDevOps(開発・運用)ができるゾーンアーキテクチャが注目されている。ゾーンアーキテクチャはドメインにまたがるソフトウェアを統合した新しい機能の提供および、更新をしやすくする。しかしながら、ゾーン化によりドメインをまたぐ部分に『漏れ』が発生しやすいという課題がある。そこで、車載用ゾーンアーキテクチャのソフトウェア開発において、振る舞いモデルは具体的にこの課題をどのように解決できるかを解説する。
博士(工学)
株式会社NTTデータ オートモビリジェンス研究所 取締役副社長 CTO
九州工業大学大学院 情報工学研究院 客員教授
- ナビゲーター
- 「自動車機能安全カンファレンス」プログラム委員長
- 一般財団法人日本自動車研究所
新モビリティ研究部 - 研究主幹 シニアエグゼクティブ
- 谷川 浩
お昼休憩
- 株式会社 日立製作所
研究開発グループ 制御・ロボティクスイノベーションセンタ 自動運転研究部/ - 日立Astemo株式会社
技術開発統括本部 システムアーキテクチャ開発部
ダイレクター - 金川 信康
セッション概要
A1-1 招待講演「クリティカルアプリケーションにAIを安全に適用するために~ごみ焼却発電プラントへの適用事例~」
自動運転の導入にあたって課題とされていたAI(人工知能)の安全性が近年になって生成AIの出現を契機に再び世の中の注目を浴びるようになってきている。
ディープ・ラーニングを始めとするAIは人知を超えた最適解を提供してくれるが,その安全性は必ずしも保証されたものではない。そこで本講演では,AIを活用したシステムの動作の安全性を高めるために、AIとは独立して出力の安全性を検証する機能を付加するアプローチ、そして本アプローチを導入し、実プラントでのAI制御による高効率長期運転に成功したごみ焼却発電プラントへの適用事例を紹介する。
1987年東京工業大学大学院理工学研究科修士課程(制御工学専攻)修了。同年(株)日立製作所日立研究所入所、1991~1992年UCLA Computer Science学科Visiting Scholar。産業用各種フォールトトレラントシステム、安全な人工知能の研究開発に従事。
日本信頼性学会元会長、電子情報通信学会フェロー、IFIP TC.10, WG.10.4 各メンバ、IEC TC65 各委員会国際エキスパート。博士(工学)
- ガイオ・テクノロジー株式会社
- ソリューション事業本部
- 技師長
- 安田 威彦
セッション概要
A1-2 ソリューション講演「SDV化時代における機能安全対応の落とし穴~ECU統合化時の機能安全対応は?~」
自動車産業を取り巻く環境は大きく変化しており、100年に1度の大変革時代と言われている。欧米をはじめとして、日本でも車載ECUの統合化が進み、2020年頃からSDV(Software Defined Vehicle)化された車両が増えてきている。本講演では、車載業界のHPC&SDVされたシステムの進化の流れを説明し、SDV化の進展により新たに発生する機能安全対応の課題(落とし穴)と対策(進め方)について、事例を交えて説明する。
1986年松下電器産業株式会社に入社。
FDD&HDD用SCSIコントローラ開発、Mini-Disc開発を経て、1996年よりカーナビゲーションシステムの開発に従事。
ナビ用LSI開発、OSを含むSW-PF部の開発をシステムアーキテクトとして従事。
2017年に社内機能安全スキル認定を取得し、車載充電器の機能安全設計に従事。
その後、Cockpitドメインコントローラの開発で機能安全設計を実施。
2023年にガイオテクノロジー株式会社に入社し、現在に至る。
- 株式会社イマジナリー
- 取締役
- 森川 聡久
セッション概要
A1-3 ソリューション講演「人とAIが共進化する未来の安全担保への取り組み」
当社グループでは2017年以降、AIシステムの機能安全対応や説明性、自動運転レベル4システムを安全論証する技術を開発してきた。この技術を応用して、近未来のシステムへの安全論証技術の研究開発に着手した。
未来社会の姿として、我が国ではSociety 5.0、欧州ではIndustry5.0が提唱されている。当社ではAIを中心としたシステムの発展が、AIの進化だけではなく、人間の価値観や行動をも進化させ、社会全体が最適化されていくと想像している。しかし、このような「人とAIの共進化」を実現するには、従来の検証手法や安全保証手法では社会実装の効率があまりにも悪い。
そこで当社では、「未来のあらゆる変化に対しても安全安心社会を持続できる新技術」の確立を目指している。この技術は、完全自動運転など近未来のさまざまなAIシステムの安全論証にも応用可能と考える。
本セッションでは、これまで取り組んできたAIや自動運転の安全論証活動の最新状況に加え、2022年より始動した研究活動の最新状況を紹介する。当社の安全論証の知見を、安全に社会実装する際の基盤技術として提供していきたい。
株式会社ヴィッツに入社後、デジタル情報家電や車載ソフトウェアの開発に従事。2006年より機能安全に従事し、2012年に世界初のISO 26262 ASILDプロセス認証取得を成功に導く。その後、10種以上の産業分野向けに機能安全や製品安全を支援。2019年にAIシステムの安全論証の具体的手法をまとめたSEAMSガイドラインを発表。2022年より人とAIが共進化する未来社会に貢献する技術を研究開発中。
2021年より株式会社イマジナリーも兼務。ISO/IEC JTC1/SC42 WG3エキスパート。IoT住宅規格開発WGオブザーバー。MISRA-C研究会メンバ。ASDoQ運営委員。CEST幹事。
- ナビゲーター
- 「自動車機能安全カンファレンス」プログラム委員
- マツダ株式会社
統合制御システム開発本部 - 上席研究員
- 久保 敬也
休憩
- 研究開発法人 宇宙航空研究開発機構
- 研究開発部門 第三研究ユニット
- 主幹研究開発員
- 石濱 直樹
セッション概要
A2-1 招待講演「クリティカルシステムへのAIソフトウェア搭載にむけた『AI搭載ソフトウェア開発ハンドブック』の概要」
- 一般財団法人日本自動車研究所
- 新モビリティ研究部
- 主席研究員
- 平岡 敏洋
セッション概要
A2-2 招待講演「レベル4自動運転移動サービスに関する安全設計・評価ガイドブック」
安全設計・評価ガイドブックは自動運転移動サービスに必要な安全性の確保に向けた設計を確実かつ効率的に行うための一連の実施項目,実施方法,注意点,実施事例等を体系的にまとめたものである.本ガイドブックは,安全設計の知見や経験が少ない自動運転移動サービス事業者や自動運転車両開発者などにとって「参考書・手引書」として有効活用することを目指している.本講演では,2023年8月に公開された「安全設計・評価ガイドブック(第1版)」の内容を中心に,ガイドブックの概要・位置づけ・これまでの取組みなどを紹介する.
1994年3月京都大学工学部精密工学科卒業,1996年3月京都大学大学院工学研究科精密工学専攻修士課程修了.同年松下電器産業株式会社入社.1998年10月京都大学大学院情報学研究科助手,2007年4月同研究科助教,2017年10月より名古屋大学未来社会創造機構人間機械協調制御研究部門特任准教授,2019年4月より同機構・モビリティ社会研究所特任准教授,2019年7月より東京大学生産技術研究所自動運転の車両運動制御寄付研究部門特任教授,2022年10月より日本自動車研究所新モビリティ研究所主席研究員となり現在に至る.博士(情報学).専門は,ヒューマンマシンシステムの研究,とくに自動車の運転支援システム・自動運転システムに関する研究に従事.
- ナビゲーター
- 「自動車機能安全カンファレンス」プログラム委員
- トヨタ自動車株式会社
- 商用モビリティアプリ開発部 総括室
- 佐藤 秀亮
休憩
- パネリスト
- 国立研究開発法人 産業技術総合研究所
- デジタルアーキテクチュア研究センター
- 招聘研究員
- 横山 利夫
- パネリスト
- マツダ株式会社
- 統合制御システム開発本部
- 上席研究員
- 久保 敬也
- パネリスト
- 株式会社 日立製作所
- 研究開発グループ 制御・ロボティクスイノベーションセンタ 自動運転研究部/
日立Astemo株式会社
技術開発統括本部 システムアーキテクチャ開発部 - ダイレクター
- 金川 信康
- パネリスト
- 株式会社NTTデータ オートモビリジェンス研究所
- 取締役
副社長 - 渡辺 政彦
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- モデレータ
- 「自動車機能安全カンファレンス」プログラム委員長
- 一般財団法人日本自動車研究所
新モビリティ研究部 - 研究主幹 シニアエグゼクティブ
- 谷川 浩
- モデレータ
- 「自動車機能安全カンファレンス」プログラム委員
- 独立行政法人情報処理推進機構
社会基盤センター - 専門委員
- 田丸 喜一郎
セッション概要
P1 パネルディスカッション「進化するクルマの知能化技術とその安全 ~AI等、先端技術の安全性を如何に確保すべきか~」
パネリスト
横山 利夫
パネリスト
久保 敬也 氏
モデレータ
谷川 浩
「第10回 自動車機能安全カンファレンス」プログラム委員長
モデレータ
田丸 喜一郎 氏