タイムテーブル[12/8]
※プログラムは予告なく変更となる場合がありますので、ご了承ください。
- 「自動車機能安全カンファレンス」プログラム委員長
- 一般財団法人日本自動車研究所
新モビリティ研究部 - 研究主幹 シニアエグゼクティブ
- 谷川 浩
- 株式会社 本田技術研究所 先進技術研究所
- 知能化研究ドメイン
- フェロー
- 杉本 洋一
セッション概要
K3 基調講演「交通事故ゼロ社会と 自由な移動の喜びを目指して ~運転支援/自動運転/協調人工知能の取り組み~」
Hondaは『すべての人に交通事故ゼロと自由な移動の喜びを提供する』ことを目指し、2050年には全世界に於いてHondaの二輪・四輪が関与する交通事故死者ゼロを達成することを目標としている。2021年には世界で初めて自動運転レベル3実用化を実現したが、その開発で培われた技術・知見を活用して先進運転支援技術の進化を加速することで、一日も早い事故ゼロ社会の実現に向けて取り組んでいる。本講演では、運転支援/自動運転技術の今後の進化について解説し、さらに、自宅から目的地までシームレスに支援することで自由な移動の拡大を図る、協調人工知能によるモビリティの進化について紹介する。
1986年(株)本田技術研究所入社。以来、ブレーキ制御技術、予防安全/運転支援技術の研究に従事、世界初の追突軽減ブレーキ(CMBS)の実用化に携わる。2015年より上席研究員として、運転支援/自動運転領域の技術を担当。レベル3自動運転システムの開発を先導、2021年3月 世界初の実用化。
2016年~2023年3月:内閣府 戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)自動運転 サブPD(Program Director)を担当。
2023年~:(株)本田技術研究所 先進技術研究所 フェロー
- キーサイト・テクノロジー株式会社
- Automotive & Energy Solutions 事業部
- Business development manager
- 髙野 修平
セッション概要
S3 特別講演「V2Xの最新動向と実装へ向けた評価手法」
V2Xは世界各国で実装が進められており、日本でも導入に向け実験が行われています。実験には、車載器や路側機だけでなく各国のITS仕様に準拠したソフトウェアなども必要です。準備に手間がかかり、実験中のV2X通信を可視化するにも苦労があります。そういった課題に有効な、車載器と路側機の開発プラットフォーム、各国の仕様に準拠したソフトウェア、通信状況をモニタできるツール、実際の車載器や路側機に代わってメッセージを出力できるエミュレータを使った評価手法について解説します。また、シナリオシミュレーションにV2X通信を追加し、効率よくECUを評価する方法についてもご紹介します。
キーサイト・テクノロジーの Automotive & Energy Solutions事業部 ビジネス開発部門所属。主にConnected、自動運転/ADAS系のテストソリューションを担当。C-V2Xや車載Ethernet などの通信の評価、レーダーセンサのテスト、サイバーセキュリティ対策などを主軸に、顧客ニーズに合わせたテストソリューションを提案している。
- ナビゲーター
- 「自動車機能安全カンファレンス」プログラム委員長
- 一般財団法人日本自動車研究所
新モビリティ研究部 - 研究主幹 シニアエグゼクティブ
- 谷川 浩
お昼休憩
- 公益社団法人 自動車技術会
- 電子電装部会 機能安全分科会
- 分科会長
- 大村 一世
セッション概要
C1-1 招待講演「CASE時代を迎えた機能安全規格の今後 ~ISO 26262 第3版への動向~」
自動車電子システムの安全規格は、既に利用が普及定着しているISO 26262(機能安全)と昨年新たに発行されたISO 21448(意図した機能の安全/SOTIF)によりラインナップが完成した。しかし、今後CASEの進展により自動車の電子機能は更なる高度化・複雑化および技術の多様化が予測され、新たな課題が見えてきている。それは、車の中のみならず車の外との相互関係、いわゆるV2Xも安全性の重要な要となりつつある。それら車内外の変化を捉え、ISO 26262規格は次の第3版へ向けた活動がその前哨戦となる関連PASやTRの開発含めて進展しており、その近況と自技会の取り組みを紹介する。
日産自動車(株)において、電子信頼性・安全性関連の技術開発および安全関連の電子制御システム開発に長年従事。ISO26262規格発効を契機に、社内外で機能安全の普及推進活動に携わる。2013年から自動車技術会 電子電装部会・機能安全分科会長に就任、ISO 26262第2版およびISO 21448(SOTIF)等の国際規格開発に参画。現在は、ISO 26262第3版構想および関連する安全関連の国際規格開発活動に参画している。
- アンシス・ジャパン株式会社
- 技術部 システムズ&プラットフォームBU
- モデルベースシステムズ&デザインエンジニアリング
シニアアプリケーションエンジニア - 石井 通義
セッション概要
C1-2 ソリューション講演「機能安全分析とサイバーセキュリティ分析の最適解を考える」
自動車の電子制御システムの安全性および信頼性を担保する機能安全分析によって、現代の自動車の安全性は保たれています。しかし、ICT端末としてのコネクテッド機能を備えた自動車はサイバー攻撃の新たな標的として狙われており、サイバーセキュリティ分析の必要性が増しています。そのため、機能安全分析とサイバーセキュリティ分析をどう調和させるかは、工数にも関わる重要な検討課題です。今回は、機能安全分析を行いつつサイバーセキュリティ分析をどう扱うかについて考察し、分析を行いやすくするための要点について解説します。
組込み向け開発ツールやリアルタイムOS、アプリケーションライフサイクル管理やCASEツールなどの製品営業及びマーケティング、そしてエンジニアとして20年以上従事し、自動車や航空機における組込み開発について広範な知識と経験を持つ。
現在アンシス・ジャパンのシニアエンジニアとして、様々な機能安全規格に対応した安全性/信頼性分析製品であるAnsys medini analyzeの提案支援活動から導入トレーニングの実施、カスタマイズ対応およびサポート対応を行っている。
- イーソルトリニティ株式会社
- 取締役
営業部長 兼 技術部長 - 仮屋 義明
セッション概要
C1-3 ソリューション講演「ソフトウェア部品(SBOM)管理を実現するためのポイント解説」
車載開発市場におけるISO/SAE 21434対応や、その他の市場におけるIEC 62443対応等、サイバーセキュリティ対応のプロセス構築が各所で急かされている。本講演では、そこで重要となるSBOM管理について、各社が抱える課題解決のヒントとして、効率的なプロセス構築や環境整備のポイントをご説明する。
- ナビゲーター
- 一般財団法人日本自動車研究所
- 新モビリティ研究部
- 客員研究員
- 宮崎 義弘
休憩
- 名古屋大学
- 未来社会創造機構 モビリティ社会研究所
- 所長/教授
- 高田 広章
セッション概要
C2-1 招待講演「自動運転車に向けた交通信号情報提供の課題」
自動運転システムにとって、交通信号灯器の認識は安全性に関わる基本的な機能の1つであるが、様々な環境下で高い認識精度を達成することは難しいと言われている。これを補うために、無線通信により信号情報を提供する方法が有力視されており、様々な研究開発がされている。ところが、現状の制度下では、無線通信で提供された信号情報の使い方には制約が強く、その有効性が低いという課題がある。この講演では、自動運転車に向けた信号情報提供の研究開発の現状と課題を説明し、制度の見直しに向けた課題提起を行う。
リアルタイムOS,リアルタイム性保証技術,車載組込みシステム/ネットワーク技術,組込みシステムのディペンダビリティ,ダイナミックマップ等の研究に従事。オープンソースのリアルタイムOS等を開発するTOPPERSプロジェクトを主宰。博士(理学)。
※日本語字幕付き
- MISRA /LDRA
- MISRA Cワーキンググループ議長/Technical Specialist at LDRA
- Andrew Banks (アンドリュー バンクス)
セッション概要
C2-2 ソリューション講演「MISRA C – 25 years of success (MISRA C - 25 年間の成功と将来)」
MISRA C は1998年の初版発行以来、自動車業界だけでなく高信頼ソフトウェア業界からも多くの支持を集め、改訂を重ねてきた。また、MISRA C++:2008 はセーフティクリティカルなアプリケーションでの C++ の採用を促進することになった。今年、誕生25周年を節目にMISRA C:2023 が4月に発行され、10月にはMISRA C++ の改訂版を公開予定である。本講演ではMISRA C ワーキンググループ議長の立場から、MISRA C:2023 に導入された変更の概要や、将来のロードマップ(セキュアコーディング、自動生成コード、標準ライブラリなど)について説明する。
(提供:富士設備工業株式会社)
2007年にMISRAに参加して2013年初頭からMISRA Cワーキンググループ議長を務め、また ISO/IEC JTC1/SC7 の英国代表団長でもある。英国コンピュータ協会(BCS)の公認フェローであり、1989年にランカスター大学を卒業後、航空宇宙や防衛、自動車の分野で30年を超えるソフトウェア開発経験を有し、LDRA社のテクニカルスペシャリストとして、同社のテストツールの開発にも取り組んでいる。
- SolidSands社
- CTO
- Dr. Marcel Beemster (マルセル ビームスター)
セッション概要
C2-3 ソリューション講演「Using a Test Suite based on the Language Specification to Qualify the C and C++ Compilers ~言語仕様に基づいたテストスイートで C/C++ コンパイラを認定する~」
C/C++ コンパイラの認定は、機能安全規格 ISO 26262 の第8-11項の定義によって行うが、ツール信頼度の評価後に C、C++ 言語規格への準拠を評価することが一般的である。コンパイラは巨大で非常に複雑なソフトウエアであることに加え、オプション等のユースケースの組合せは膨大であることなど、その開発プロセスを評価して認証するのは現実的でないためだ。Solid Sands 社の SuperTest は、全バージョンの C/C++ 言語規格書の章立てに基づくテストスイートとテストドライバで、コンパイラの言語規格への適合性、正確性、堅牢性を厳密にテストし、トレーサビリティも提供する。これはプロジェクト固有のユースケースに応じたコンパイル・実行環境で検証可能であり、日本を含む世界中で使用されている。本講演ではその概要をご紹介する。
(提供:富士設備工業株式会社)
アムステルダム大学で助教授を勤め、ACE 社でコンパイラ開発に従事した後、Solid Sands 社を共同設立した。C言語に造詣が深く、C/C++ プログラムとコンパイラの高性能化を目指しており、Solid Sands 社で CTO として技術チームを率い、特に組込みやセーフティクリティカルな産業でコンパイラ開発者とコンパイラユーザーの両方が活用できる SuperTest などテストプラットフォームの開発と向上に取り組んでいる。
- ナビゲーター
- 「自動車機能安全カンファレンス」プログラム委員
- 一般財団法人日本自動車研究所
新モビリティ研究部 - 部長
- 長谷川 信
休憩
- パネリスト
- トヨタ自動車株式会社
- 商用モビリティアプリ開発部 総括室
- 佐藤 秀亮
- パネリスト
- 日産自動車株式会社
- 電子アーキテクチャ開発部 電子信頼性評価グループ
- 大村 一世
- パネリスト
- マツダ株式会社
- 統合制御システム開発本部
- 上席研究員
- 久保 敬也
- パネリスト
- 本田技研工業株式会社
- 電動事業開発本部 BEV開発センター
- SDM開発統括部 開発推進・調達戦略部 開発企画戦略推進課
- 落合 志信
- パネリスト
- 株式会社 日立製作所
研究開発グループ 制御・ロボティクスイノベーションセンタ 自動運転研究部/ - 日立Astemo株式会社
技術開発統括本部 システムアーキテクチャ開発部
ダイレクター - 金川 信康
- パネリスト
- オートリブ株式会社
- 品質本部
- テクニカルアドバイザー
- 益 啓純
- パネリスト
- 一般財団法人日本自動車研究所
- 新モビリティ研究部
- 客員研究員
- 宮崎 義弘
- パネリスト
- 一般財団法人日本自動車研究所
- 新モビリティ研究部
- 部長
- 長谷川 信
- モデレータ
- 自動車機能安全カンファレンス」プログラム委員長
- 一般財団法人日本自動車研究所
新モビリティ研究部 - 研究主幹 シニアエグゼクティブ
- 谷川 浩
- モデレータ
- 独立行政法人情報処理推進機構
- 社会基盤センター
- 専門委員
- 田丸 喜一郎
セッション概要
P2 パネルディスカッション「安全安心なモビリティ社会は実現できるか!? ~我々は、何を目指し、何をすべきか~」
野口和彦 氏
- 【現職】
- 横浜国立大学 IASリスク共生社会創造センター 客員教授
- 特定非営利活動法人リスク共生社会推進センター 理事長
- 日本学術会議 総合工学委員会 連携会員
- 総合工学委員会・機械工学委員会合同 工学システムに関する安全・安心・リスク検討分科会 副委員長 リスクアプローチ検討小委員会 委員長
- ISO/TC262日本代表委員 国内委員会委員長 等
- 【専門】
- リスクマネジメント(安全工学,危機管理)、科学技術政策
パネリスト
佐藤 秀亮
パネリスト
大村 一世
パネリスト
久保 敬也
パネリスト
落合 志信
パネリスト
河野 文昭
パネリスト
金川 信康
パネリスト
益 啓純
パネリスト
宮崎 義弘
モデレータ
谷川 浩
「第10回 自動車機能安全カンファレンス」プログラム委員長
モデレータ
田丸 喜一郎
「第10回 自動車機能安全カンファレンス」プログラム委員
- 「自動車機能安全カンファレンス」プログラム委員長
- 一般財団法人日本自動車研究所
新モビリティ研究部 - 研究主幹 シニアエグゼクティブ
- 谷川 浩